「暑くなったねぇ」と言いながらの梅雨入り。ジメジメとした外気。施設内では冷房で快適に過ごせていますが皆様如何お過ごしでしょうか？このブログが載る頃には梅雨も明けギンギンの夏真っ盛りになっている事でしょう。

　ところで先日施設内で＜ユマニチュード動画研修＞なるものを学びアンケートに答える機会が有りました。＜ユマニチュード＞…皆様この言葉、耳にした事は有るでしょうか？私も介護の仕事をしていなければ触れる事が出来たか定かでは有りません。

　＜ユマニチュード＞は‘イブ・ジネスト’氏＆‘ロゼット・マレスコッテイ’氏の2人によって作り出された【知覚・感情・言語】に対する包括的コミュニケーションに元づいたケアの技法…と有ります。「あなたの事を私は大切に思っています」のメッセージを常に発信する…‘人間らしさ’を尊重し続ける状態こそが、＜ユマニチュード＞の状態である…と1995年に定義づけられました。

　今、5階フロアには3冊の＜ユマニチュード＞書籍が有ります。各々職員が日々のお手伝いの参考に読んでいます。施設全体では各フロア毎に＜ユマニチュード＞目標を決め職員全員で取り組んでいます。

　＜ユマニチュード＞とは何か？技術としては【見る】【話す】【触れる】に集約されます。

例えば【見る】…認知症の方の視野は狭くなっています。視界に入らない場所から話し掛けたり触れられたりしたら認知症の方は驚き不快になったり怒り出したりするかもしれません。【見る】事は私達が‘見ている事’を分かって貰えなければなりません。私達、普段の生活でも見えてない相手に突然話し掛けられたり触れられたりしたら良い気分ではないですよね？ちゃんと見てあげて相手も私達が見ている事が分かって貰えたら同じ目線で話し掛け、優しく触れ‘お互い’の安心を確認する。

　＜ユマニチュード＞を学びながら私達は日々、利用者様の事を考えた御手伝いをしていきたいと思っています。

　認知症とは何か？理解していきたいと思うと同時に人とは何か？考えていける取り組みです。介護というものに接する場面が有ったなら、とても利益になる内容が書かれています。そして私達も日々学んでいます。御家族様が安心出来るよう、利用者様の心に触れる御手伝いが出来たらと思っています。

＊掲載の写真はチャグチャグ馬コ見学のものです(盛り上がり((笑))