「備えあれば憂いなし」という諺を、毎年３月１１日を迎えるたびに強く意識せざるを得ません。あの時は電力・水道・ガス等のインフラが機能しなくなり、情報が遮断され、まさに「想定外」の事態に施設全体、在宅系サービスともに不安に押しつぶされそうになりながら右往左往しておりました。

沿岸地域に縁のある職員も大勢おりましたが、その時に準備できる物、または出来ることをそれぞれの職員が利用者様のために持ち寄り、その時に考えうる最大限の対応を実施できたと思っております。

あれから１０年の月日が流れました。

あの時と職員の顔ぶれは若干変わってきておりますが、防災対策として同じようなこと、またはそれ以上のことが起こってしまったことを想定し毎年備蓄品の点検、災害時の対応を検討しております。

当施設はホームページにもあるように「安心・安全・安楽」をモットーに利用者様への支援を行っております。

もし何かしらの災害が起こってしまったとしても利用者様が「安心・安全・安楽」に過ごすことが出来るよう、「備えあれば憂いなし」を念頭に置きながら日々の皆さまの生活のお手伝いをさせて戴きたいと思います。